レバノン:UNRWAに対する怒りの座り込み
2022年06月15日付 al-Quds al-Arabi 紙
■国連パレスチナ難民救済事業機関のサービス削減を拒否する怒りの座り込みがレバノンのパレスチナ人キャンプに広まる
【ベイルート:本紙】
怒れる大衆の座り込みと抗議活動が国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の諮問委員会の会合(AdCom)と同時にレバノンのパレスチナ難民キャンプに広まった。AdComはレバノン主宰のもと、ベイルートで会合の2日目を継続し、28の国と国際機関が参加した。会合の間、同委員会は機関の事業における活動、プログラム、戦略、またパレスチナ難民に提供するサービス、同機関が向き合う挑戦、そして直面する財政上の危機に関する多様な問題を含む議事リストについて協議した。
座り込みや抗議活動の参加者たちは同委員会のメンバーに書状や覚書を送り、「特にレバノンにおけるパレスチナ難民の状況への人道的影響によって起こり得る危険の精査」を求めた。
パレスチナ人キャンプはUNRWAに頼っている状態を公表し、また財政危機や難民のためのプログラムやサービスを実施することができない状況から脱するための資金援助を求めた。
また、UNRWAの労働者と従業員は、事業施設、学校、シブリーンの職業センター、ベイルートにあるUNRWAの本部などで怒りの座り込みを連続して行った。これらは同機関の弁務官が採用した政策と同機関への援助における支援国の怠慢を拒絶するものであり、国内とディアスポラコミュニティー内における運動に呼応するものであり、また、ベイルートで開かれた諮問委員会の会合と支援国会議と同時に行われた。
(後略)
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( 翻訳者:佐伯麻実 )
( 記事ID:53605 )