文化観光省管轄の観光地、入場料等大幅値上げ
2022年06月17日付 Cumhuriyet 紙


トルコでの値上げラッシュの最後の犠牲者は美術館や遺跡であった。文化観光省は、7月1日以降の引き上げリストを公表した。新料金によると、美術館や遺跡は30%から45%値上げされた。ガラタ塔への入場料は175リラ(約1434円)になった。

夏季の訪れとともに美術館や遺跡への需要が高まり、毎日新たな値上げのニュースとともに目覚める市民らに、文化観光省から悪いニュースが届いた。

ソズジュ紙のラティフ・サンスル記者の情報によると、美術館・遺跡に対する最新の値上げに伴いギョベクリテペ、ガラタ塔、エフェス古代都市といった国の重要な歴史ある場所の入場料は値上げされた。同省は、美術館・遺跡への入場料を2022年7月1日以降に有効として更新した。

公表された新料金リストによると、美術館や遺跡の入場料は30~45%引き上げられた。

■省のリストによると入場料の一部は以下の通り
・ギョベクリテぺ 90リラ
・ギョレメ遺跡 150リラ
・ベルガマ・アクロポリス 100リラ
・ガラタ塔 175リラ
・トロイ博物館 100リラ
・アスペンドス遺跡 100リラ
・ペルゲ遺跡 100リラ
・エフェス古代都市 200リラ
・美術館の入館料は20リラから50リラの間で変更した。

■特別措置料金
・優先措置:エフェス遺跡250リラ、ヒエラポリス遺跡・パムッカレ考古学博物館250リラ、ギョレメ遺跡とカランルク教会あわせて250リラ。これらの美術館や遺跡へミュージアムカードで入場する場合の追加料金は60リラ。

・利用開始から72時間有効なセットチケット:デニズリのヒエラポリス遺跡+ラオディケア遺跡+デニズリ考古学博物館は250リラ、イズミルのエフェソス博物館+エフェス遺跡、テラスハウス+聖ヨハネ教会は350リラ、チャナッカレのトロイ遺跡+トロイ博物館は150リラ、エフェス遺跡+テラスハウスは250リラ、シデ博物館+シデ劇場(単独チケット)は125リラ、シャンルウルファのギョベクリテぺ遺跡+再現センターは100リラ、ハタイ博物館+ネジミ・アスフロール考古学博物館は150リラ
・ミュージアムパス:トルコミュージアムパス1000リラ(約8168円)、イスタンブルミュージアムパス700リラ、エーゲ海ミュージアムパス650リラ、地中海ミュージアムパス650リラ、カッパドキアミュージアムパス400リラ、パタラ―オリンポス・パスカード270リラ

注:6月のトルコミュージアムパスの値段は60リラ(約491円)である。上記のミュージアムパスの値段は外国人向けなのか今ひとつわからない。外国人がトルコ国民と同条件のミュージアムパスを購入するには、滞在許可証を取得していることが必要である。ミュージアムパスの値上げは例年9−10月に行われていた。

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( 翻訳者:関口ひなた )
( 記事ID:53609 )