カーバ神殿にフェンス設置-巡礼者から反発も
2022年06月19日付 Cumhuriyet 紙
サウジアラビア・巡礼ウムラ省が導入した新たな規制の枠組みで、カーバ神殿前のフェンス設置によりムスリムたちはアル=ムルタザム、黒石、カーバ神殿の壁に触ることができなくなる。
聖地にたどり着いた巡礼者は、コロナ禍後に導入された規則に驚きを隠せなかった。オスマン帝国がカーバ神殿への敬意を表して建設した、カーバ神殿周辺の歴史的な柱廊の撤去から始まった議論に、サウジアラビア・巡礼ウムラ省がコロナ禍により新たに導入した規制が加わった。
■フェンス設置
これまで黒石とカーバ神殿の扉の間の部分として知られる「アル=ムルタザム」、黒石、カーバ神殿の壁に顔を擦りつけていた巡礼者は、フェンスの設置によりカーバ神殿周辺に触ることができなくなる。
以前、黒石を訪れていたムスリムらは、カーバ神殿に顔を擦りつけて祈っていた。
■巡礼者から反発
この規制はタワーフの精神に反すると述べる巡礼者らは、マスジド・ハラームに導入される規制は全て、イスラム諸国の宗教指導者に相談の上実施されるべきだと訴えた。
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( 翻訳者:安井 悠 )
( 記事ID:53621 )