アルジェリア:共和国大統領侮辱罪で女性大学教授に実刑判決
2022年06月20日付 al-Quds al-Arabi 紙
■アルジェリアで、共和国大統領を侮辱したとして、女性大学教授の実刑判決が言い渡される
【アルジェ:本紙】
アルジェリア東部のアンナバ裁判所は、女性大学教授がソーシャルメディアに投稿した内容が共和国大統領を侮辱したとして、6ヶ月の実刑判決を言い渡した。
地域監視機関である被拘禁者釈放全国委員会(CNLD)は、ラティーファ・ルーニシ教授が日曜日に、6ヶ月の禁錮刑を言い渡されたと発表した。一方、検察側は6月1日の公判で、禁錮3年および罰金5万ディナールを求刑していた。ルーニシ教授は、「法定機関侮辱罪」、「共和国大統領侮辱罪」、「国益を損なう罪」の3つの犯罪事実で起訴された。アルジェリア憲法では、これらの罪は最長10年の禁錮刑が科せられる。
CNLDは、ルーニシ教授の著書を出版した。その本の中で(同教授は)アルジェリアでは憲法の規定が尊重されていないことを厳しく批判している。
昨年2月には、政治活動家でもあるベジャイア大学のハキマ・サバヒ教授もまた、自身のフェイスブックへの投稿内容が、国家統一を脅かし、アルジェリアの国益を害し、さらに共和国大統領と法定機関を侮辱したとして起訴されている。
(後略)
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:井上紗良 )
( 記事ID:53622 )