シリア:シリア・ファトワー委員会がシリア人避難民が避難先の国々で名前を変更することを禁止(3)
2022年06月16日付 その他 - Orient.net 紙
■シリアのイスラーム系委員会は外国で国籍を取得したシリア人が名前を変更することを禁止する声明を発表、「いくつかの特定の例外を除く」
【オリエント・ネット】
「しかし姓は多くの場合、家系よりも、それの由来や理由を考慮することなく、各人の特定を行う重要になってくるものである。それは祖国、職業、父系の祖父、ある教義、ある出来事、あるいはまた別のものに関連していることがあるだろう。しかし姓は各人を特定するうえでの基礎となったのであり、家系の証明、法的な権利・義務、相続、賠償金の支払いなどといった全てがそれをもとに規定されるのである」。
さらに同声明は、真正なシャリーアが、家系が占める「重要な位置づけ」のために各血統を維持するよう命じたことを強調した。同声明によると、イスラーム教はこの理由により婚姻・離婚やその他にかかわる多くの決まりごとを法制化し、「血統が交じり合うことがないようそれらをコントロールし、それらの割合を維持したまま人々をそこに追加するよう命じた」のだという。またそのために、シャリーアは「姓を偽ったうえで異なる部族の一員になること」に対して厳しい警告を発し、同様の行為を「小不信および大罪」へと分類したのだという。
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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:53669 )