チュニジア:女性の権利団体が新憲法に中絶の権利を含めるよう要求(1)
2022年06月30日付 al-Quds al-Arabi 紙
■チュニジアの女性団体が来月25日に国民投票にかけられる新憲法に中絶の権利を含めるよう要求
【チュニジア:本紙】
「チュニジアの女性のための権利団体」は新憲法に中絶の権利を含めるように求めた。
同団体は、水曜日に発表した声明を通して、米最高裁判所が中絶の権利を認めない判決を下したことを受け、同様の権利を失うであろう多くの米国人女性との連帯を表明した。
さらに同団体は、「新憲法はチュニジアの女性に性と生殖に関する権利、特に合法で安全な中絶の権利を保証しなければならない」と強調しつつ、「女性が個人的に決定することに関して、女性に強制したり影響を与えたりする権利は誰にもなく、政治家や政府もこうしたこととは関係をもたない」と忠告した。
声明のなかでは、「目下のところ、チュニジアの性と生殖に関する健康は、コロナ危機の影響により国民健康プログラムが悪化していることを鑑みても、混乱に直面している」と述べられ、同様に「チュニジアは1973年以来、刑法第214条によって、安全な状態で中絶する権利を無条件に女性に保証してきた」ことが強調された。
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( 翻訳者:半田桃香 )
( 記事ID:53677 )