シリア:シリア民主軍は「国境防衛に関する合意」の範囲を拡大するためアサド政権と協議中であることを明らかに(2)
2022年07月02日付 その他 - al-Souria.net 紙
■トルコの脅威を受け…シリア民主軍は「国境防衛に関する合意」の範囲を拡大するためにアサド政権と協議を行っていることを明らかに
【スーリーヤ・ネット】
トルコがシリア北部を対象とした軍事作戦を始動するとの脅迫を行い始めて以来、シリア政府は数々の声明を発表してきたが、同政府はそのなかでトルコによる同様の動きを非難し、あるいはそれを「新たな侵略行為」として表現してきた。
しかし同政府はトルコの動きに対する反対を表明したにもかかわらず、自治局あるいは「シリア民主軍」とのいかなる合意について言及していない。
自治局とアサド政権の間で合意あるいは議論が進められているという経路が明らかになったのは、基本的に平和の泉作戦の直後のことである。同作戦において、トルコと「シリア国民軍」に属する諸派閥は、タッル・アブヤド市とラアス・アイン市を結ぶ広範な領域を支配することに成功した。
当時シリア民主軍は、シリア北部の国境沿い地帯に対するトルコのあらゆる攻撃を防ぐため、シリアの「国境防衛隊」が同地域に入ることを許可する合意を結んだと発表した。
この合意は実際に履行され、アサド政権の部隊はシリア北部・東部に位置する分散した領域に展開された。同時にロシア政府はハサカ県の郊外部に位置するカーミシュリー空港に軍事基地を設置することにより、同地域における初の足掛かりを得ることとなった。
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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:53685 )