■トルコの脅威を受け…シリア民主軍は「国境防衛に関する合意」の範囲を拡大するためにアサド政権と協議を行っていることを明らかに

【スーリーヤ・ネット】

これに先立つ前年にはロシアの後援のもとで、シリア民主軍とアサド政権の間で、トルコの脅威を受けた後者軍の同地域への進駐をめぐる交渉がもたれていた。しかしこれらの交渉は失敗に終わった。

この問題に関連し、「ウムラーン戦略研究所」のアシスタントリサーチャーであるウサーマ・シャイフ・アリー氏は、本サイトによるインタビューのなかで次のように述べている。「シリア民主軍はアサド政権との合意をめぐって、『無償の譲歩』を提示することはないであろう。なぜならこうした交渉はシリア民主軍にとって、トルコの危険と、アサド政権による危険とのバランスを調整するための試みと考えられるためである」。

さらにアリー氏は「シリア民主軍はトルコの脅威を実際的なものと考えている。一方アサド政権については、両者間に合意が実現することを目指すロシアの調停が存在する」と付言した。

さらに同氏は、トルコが新たな軍事作戦を実施したとしても、「これまでの作戦の場合と異なる事態が生じることは考えられない」と付言し、次のように締めくくった。「これまでと同様に、シリア民主軍はおそらく、アサド政権の一部の部隊が国境防衛隊として同地域に進駐することを許可することと思われる」。

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（ 翻訳者:国際メディア情報センター ）
（ 記事ID:53686 )