バラの収穫期おわる、今年は収穫減
2022年07月07日付 Cumhuriyet 紙
ウスパルタで毎年5~6月にかけて行われるバラの収穫が終わった。バラ協会代表のハサン・チェリキ氏によると今年は40%以上の収穫減となったことがわかった。
特に、ケチボルル、ギョネン地域の畑で栽培されたバラは、早朝に摘み取られ、工場へと運ばれた。キャンペーンと、収穫時期について情報を発信したバラ協会代表のチェリキ氏は、今年は5月19日に始まり、およそ50日間続いたバラのキャンペーン期間が終了したと話した。
キャンペーンが始まった当初は、暑さのために問題が発生したと話したチェリキ氏は、地域におけるバラ収穫手に関する問題が起こったことに触れ、「生産量についてはそれほど問題がなかったのにもかかわらず収穫に起因する問題と、非常に厳しい冬のシーズン、1週間にわたる暑さのために、どこからみても40%以上の収穫減となったといえる。」と話した。
続けてチェリキ氏は、「バラ協会としては、期待していた収穫目標には到達した。必要となる量のバラを手にすることができる。」と話した。
「気候と季節による損失については、他の生産者たちにおいても同様のことが起こっている。」と述べたハサン・チェリキ氏は以下のように付け加えた。「少し損失があったのは今までに述べた通りだが、それにもかかわらず事故や問題なくシーズンを終えることができた。2022年のバラのシーズンでは15~16トンの収穫量と話したはずだ。畑に花はあったが、収穫作業での問題と他の問題を念頭に置くと、おそらくこの量からある程度減っているのは話した通りだ。それでもシーズンを大きな問題なく終えられた。」
バラの摘み取りが終わり、出荷作業が始まったことを明らかにしたハサン・チェリキ氏は、なるべく早く販売を実現し、バラの価格に関する必要な評価が行われた後、支払いが完了する予定であると強調した。
今年は異なった方法を適用したことも説明したチェリキ氏は、キャンペーンの最初の15日のうちに引き渡しを行った生産者に対し、キロあたり10トルコリラの支払いを行ったと話し、以下のように述べた。「良い取引ができるよう願っている。市場の状況がバラ農家に味方すれば、良い価格で今年の仕事を区切りたいと計画している。」
ウスパルタではおよそ2000~2500キロのバラ油の生産が見込まれていることを明らかにしたハサン・チェリキ氏は、会社の買い入れのキャパシティと作業を考慮すると、15~20トンの間のバラ原料の製造が見込まれていると話した。さらに同氏は、バラ油の1リットル当たりの価格に関して、以下のように述べた。「近年の価格の上をいくことは確実だ。市場では、どこからみても様々な商品グループで価格の上昇が起こっている。バラ油についても、平均でだいたい5000ユーロになっている。今年の価格上昇は今言ったとおりになるだろう。しかし、どこで上昇が止まり、価格がどこで安定するかは、今の段階で話すことは少し難しい。これは。キャンペーンの終了とともに出荷作業のプロセスのなかで明らかになる数字だ。7000~7500、もしくは8000になるかどうかもわからない。」
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:大畠梨紗子 )
( 記事ID:53708 )