シリア:「解放区」当局者は越境支援メカニズムが延長されなかった場合の緊急支援計画について証言(1)
2022年07月10日付 その他 - al-Souria.net 紙
■シリア・トルコ国境を介した越境支援メカニズムの行方…地元当局者は「解放地域」で国連のパートナー機関が緊急支援計画を実施する用意があると証言
【スーリーヤ・ネット】
シリア・トルコ国境沿いにある「バーブ・ハワー通行所」を通じて人道支援物資を輸送するためのメカニズムは今日日曜日に有効期限に達する。同通行所は、アサド政権の管理下に置かれている領域を介することなく、シリア北西部で反体制諸勢力によって支配されている領域に支援物資を届けるための唯一の通行所である。
これに関して地元当局者らは、国連安保理が今日日曜日に失効する、越境支援を可能にする国連の許可の期限を延長しない限り、該当する諸地域に暮らす住民らは、今後数週間以内に必需品としての人道支援物資にアクセスできなくなる可能性があると警告した。
現在イドリブ県には400万から500万人におよぶシリア人が暮らしており、彼らのほとんどがアサド政権による爆撃を逃れた国内避難民である。
国連は2014年以来、イドリブ県に暮らすシリア人民間人に支援物資を供給することを認可してきた。しかしこれに対しロシアは今年6月8日に拒否権を行使し、このメカニズムの期限の延長を不可能にした。
(2)に進む
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:53729 )