主要観光地、ごった返す
2022年07月13日付 Hurriyet 紙

ムーラ県のボドルム、マルマリス、フェトゥヒイェ、ダッチャ、ウラ、イズミル県のチェシュメとチャナッカレ県のボズジャアダが9日間のバイラム休暇中、観光客であふれた。「観光天国」であるこれらの郡だが、ムーラには300万人の観光客が訪れ、イズミルのチェシュメ郡には人口の20倍が訪れるなど、人口が激増した。チャナッカレのボズジャアダ郡では全ての宿泊施設が埋まり、3千人の人口が3万人にまで増加した。

ムーラ県の102万1141人という人口は、9日間のクルバンバイラム休暇で400万人を超えた。宿泊施設の稼働率は100%に達し、観光地への車両の流入は今も続いている。町へ入り続ける国内観光客は、道路に長い渋滞を作った。ビーチは人であふれ、キャンプ地でも空き地は残らなかった。ボドルムの18万7284人の人口は100万人に、ダッチャの2万4519人の人口は30万人に、フェトゥヒイェの17万379人の人口は70万人に、マルマリスの9万7705人の人口は80万人に、ウラの2万6306人の人口は20万人に達した。予約なしで訪れたバカンス客は、夜を車両もしくは木々の下で過ごすことを選択し、引き返していない。軍警察や警察隊は治安維持対策を最高レベルに引き上げた。

■ボドルムに25万台以上の車両が入った

ボドルムホテル協会事務総長のイイト・ギルギン氏は、特にバイラム前日以降25万台の車両が市に入ったとして、次のように語った。「ボドルムの公式人口は18万8千人です。夏の観光の始まりとバイラムに伴って市の人口は約100万人に達しました。バイラムに伴い、ホテルで空室を見つけるのが非常に難しくなりました。」

■「外国人観光客の大幅な増加が見られた」

「多くのホテルが稼働率100%に達しており、7月の残りの期間もホテルは90%が満室状態です。肌で感じる街の混雑具合からは、今年の海外市場の開放に伴って、パンデミックがもたらした国内市場の流動性の密度が分布しているように見える。この2年を経て、外国人観光客に大幅な増加が見られ、国内観光客が海外で休暇を過ごすのも観測されています。8月も、まだまだ魅力的な休暇の機会が国内外の観光客を魅了するでしょう。」

■「イギリス市場から大きな需要がある」

「特にイギリス市場で大きな需要があります。多くの休暇の選択があるボドルムで皆さんを待っています。外国人観光客には長い間ボドルムへの憧れがあり、特にイギリス市場からは大きな需要がある。一方、ボドルム・ミラス間の空港便の6月末の数字を見ると、海外から27万5千人近い観光客が訪れました。去年は9万3000人ほどでした。海路での移動を見ても、6万5千人以上の外国人観光客が6月末以降に訪れています。去年この数字は761人ほどでした。」

■チェシュメで人口が20倍に増加

バカンス客が殺到した場所のもう1つは、イズミルの観光名所であるチェシュメ郡だった。バイラムの混雑により、市では人口が20倍に増加し100万人に近づき、ホテルの稼働率は90%に達した。交通量の増加した郡では駐車場のほとんどが空いていないという。イズミル・チェシュメ環状道路では特に朝と正午の時間帯に渋滞が起きている。郡内のいくつかの場所では昨日の夕方、電力の過剰消費のために停電が起きた。チェシュメの混雑は7月の17日まで続くことが予測されている。

■客室稼働率は90%に達した

チェシュメのエクレム・オラン郡長はバカンス客が小売店主を喜ばせていると述べて、次のように語った。

「バイラムの2、3日目のホテルの稼働率は90%~100%で、人口は100万人に達した。これは小売店主に良い影響を与えました。もちろん小さな問題はありましたが、このような経済的に困難な時期ですから、地元の人々も、小売店への支援という意味で困難に耐えていると思います。」

アラチャトゥ観光協会のネジャト・チェリコク会長は、「人口4万8千人の郡において、この数字が20倍増加して100万になった。この数の大半は国内観光客が占めている。ホテルの客室稼働率は90%に達した。ここにおいて、高騰する生活環境にもかかわらず、企業は価格をできる限り適正な水準に抑えていたということも申し上げておく必要がある」と述べた。

■ボズジャアダでは全ての宿泊施設が満室

バイラムの休暇でチャナッカレのボズジャアダ郡でも活発な動きがあった。定住人口が3098人の市にある4400床は満床となった。観光シーズンとともに働く人々の数も増えた市の人口は3万人に達した。

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( 翻訳者:伊永勇人 )
( 記事ID:53745 )