イスラエル:バイデン大統領が中東地域におけるイスラエルの「統合」プロセスを推進すると誓約
2022年07月14日付 al-Quds al-Arabi 紙
■バイデン大統領は中東歴訪の開始にともない、域内におけるイスラエルの「統合」を推進することを誓約
【ナザレ:本紙】
「ユダヤ人がシオニストになる必要はない」。これは、米国のジョー・バイデン大統領がイスラエルに到着し、ロッド国際空港で出迎えを受けた直後に述べたことである。同大統領はその後ホロコーストの犠牲者たちを訪ねた。
同大統領はさらに「今日の米国・イスラエル間の関係は過去のいかなる時よりも強固である」と確認し、地域内におけるイスラエルの「統合」プロセスに推進力を与えることを約束した。
バイデン氏に対する歓迎は、レッドカーペットの両側に並んだ、占領政府のヤイル・ラピド首相を筆頭とするイスラエルの多数の政治家によって行われた。
公式歓迎後、イスラエルのイツハク・ヘルツォーク大統領は、複数の宗教的用語が盛り込まれた政治的言説を発した。同大統領は「イスラエルはバイデン氏を、ヤコブの息子であるヨセフであるかのように考えている」と述べたのち、バイデン氏に対して次のように語りかけた。「あなたは戦争の前夜である1973年にこの国を訪れ、今日再び訪れている。北アフリカから地中海を通り抜けて湾岸にいたるまで、平和の風が吹いている。これはイスラエルからサウジアラビア、そして神聖なるヒジャーズ地方に続く平和のパレードである」。
同大統領はさらに「そして我々は皆、希望と祈りをのせて、繁栄、関係正常化、平和、安全といった地域の夢を推進させることに成功するよう望み、祈っている。あなたの家へようこそ。あなたはイスラエルにとって真の偉大なる友人である」と述べた。
後略
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( 翻訳者:朝比奈優有 )
( 記事ID:53746 )