シリア:政府とシリア民主軍がロシア後援のもとで近く「合同作戦指令室」を設置(2)
2022年07月07日付 al-Watan 紙
■ロシアの後援のもとで「合同軍事作戦室」が近く設置されるとの情報…シリア・アラブ軍は引き続き部隊の増強を続け、マンビジュ、タッル・リフアトの両地域でこれまで以上の兵力を展開させる
【ダマスカス:本紙】
同様に、トルコ体制の長であるレジェップ・タイイップ・エルドアン氏がシリアの領土を分離するために実行すると脅迫している攻撃を防ぐために、シリア政府の代表者らと民兵組織「シリア民主軍」の間でもたれている協議をフォローしている複数筋は次のように述べた。
「これら協議の目標を実現するような結果に至るためには、シリア民主軍が自ら支配下に置いており、(トルコの)侵略の脅威にさらされている地域内で、シリア政府に対して戦況上の、あるいは行政上の譲歩を行う必要がある」。
さらに同複数筋は本紙に対し、「防衛計画」の策定するためには、シリア政府およびシリア民主軍が合同で「軍事作戦室」を設置する必要があると指摘した。同作戦室はシリア・アラブ軍によって指導・指揮され、対トルコ国境地帯で緊張化が予想される接触線全体に沿って展開されるものとされる。
さらに同複数筋は、ロシアの後援のもとで、同様の「作戦室」の設置をめぐる合意が近く結ばれることを明らかにした。これはエルドアン大統領が、イード・アドハーが終わったのちに侵略を開始するという脅威に備えたものである。またこの脅威は、ユーフラテス川の西岸部でロシアが影響力を行使しているタッル・リフアト市およびマンビジュ市という2つの地域に向けられたものである。
(後略)
(1)に戻る
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:53750 )