モロッコ:国内外のモロッコ系ユダヤ人問題を統括する評議会の設立を承認(1)
2022年07月13日付 al-Quds al-Arabi 紙
■モロッコはユダヤ教徒問題の統括を行う評議会の承認を決定
【ラバト:アナトリア通信】
モロッコは、国内外のユダヤ教徒の問題を統括する評議会の承認を決定した。
これは、水曜日、王宮のスポークスマンであるアブドゥルハック・ムリーニー氏によって発表された声明で言及された。この発表は、ムハンマド6世国王を議長として首都ラバトで行なわれた閣僚会議の直後になされた。
声明によれば、内務大臣であるアブドゥルワーフィー・ラフティートゥ氏は、国王の前でプレゼンテーションを行ない、モロッコのユダヤ教徒コミュニティの統括に関する計画について国王に説明した。また、このプレゼンテーションに先立って、ユダヤ教徒の代表者たちや関係者との大規模な協議が行われた。
ラフティートゥ氏が行った提案の中で、以下のことが述べられている。「モロッコのユダヤ教徒のための国家評議会の役割は、ユダヤ教徒に関する問題を統括し、ユダヤ教の文化的・儀式的遺産およびその威光や、モロッコに根付いた価値観を保護するよう尽力することである。そして、この委員会は、ユダヤ教徒個々人の問題を監督する地域委員会を下部組織としてもつ」。
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( 翻訳者:前田 遥 )
( 記事ID:53753 )