エジプト:アメリカとイギリスの議員団がエジプトの「広範囲な抑圧」を非難(2)
2022年07月16日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イギリスとアメリカの複数の議員がエジプトの「広範囲な抑圧」を非難
【ニコシア:AFP】
現在、2人の人物が注目の的となっている。一人は政治活動家であり、エジプトとイギリス双方の国籍を持つ著名ブロガー、アラー・アブゥドルファッターフ氏である。彼は100日間以上にわたるハンガーストライキを行い、2011年に故ホスニー・ムバーラク元大統領を追放した「革命」で最も著名な人物の一人である。もう一人はカリーム・イナーラ氏である。彼は、イギリス人ジャーナリストのジェス・ケリー氏の夫で、「個人の権利のためのエジプトイニシアチブ(EIPR)」のメンバーである。なお、この団体はエジプトで人権を扱う最も著名なNGOの一つである。
イナーラ氏は、EIPRの他のメンバーや元メンバーと同様に、渡航や自身の口座の利用が禁じられている。また、彼らの名前は「テロリスト」のブラックリストに掲載されており、常に刑務所へ送り返される可能性がある。
エジプトの法律では、テロリストのリストに掲載されている人物には制裁が科される。制裁には入国拒否者リストへの掲載やパスポート没収、資産凍結が含まれる。
諸外国政府は、より効果的な策の一つはこれらの諸問題を密室で議論することだと強調する。
しかし、55人に達した署名者たちは「これらの諸問題についてスィースィー大統領および外務大臣と個人的に議論を行ったが、我々の望んだ結果を何一つもたらさなかった。アメリカとイギリスは行動しなくてはならない。」と述べている。
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( 翻訳者:石川修伍 )
( 記事ID:53761 )