シリア:「ムウタスィム旅団」報道官は米国によるシリア民主軍への支援を「テロ支援」として非難
2022年07月25日付 その他 - Snack Syrian.com 紙
■トルコの支援を受ける「ムウタスィム旅団」の報道官が「テロを支援している」米国を非難…自らを含む反体制諸派閥が市民に対して行っている違反については言及せず
【スナック・シリアン・ドットコム】
トルコの支援を受ける派閥「ムウタスィム旅団」のムスタファー・スィージャリー報道官は、米国のシリアに関する声明・政策の一連について、同国が「テロを支援している」と非難した。
スィージャリー氏はTwitterの自身のアカウント上で、米中央軍による投稿をシェアした。同軍は同投稿のなかで、先週金曜日の攻撃によって死亡した、「シリア民主軍」のサルワー・ユスーク副司令官を追悼する内容を掲載していた。
トルコの支援を受ける派閥の報道官であるスィージャリー氏は、同投稿のシェアに際して次のように記した。「我々は、テロ組織あるいはクルディスタン労働者党のシリア支部の指導層を支援する米中央軍が行っている無責任な声明・政策の一連を非難するものである」。
スィージャリー氏は、トルコがシリア民主軍の構成分子に対して行っている描写を踏襲するかたちで、ヤスーク副司令官を「テロリスト」として表現した。しかし同氏は、トルコの支援を受ける諸派閥が、支配下に置いている諸地域で市民に対して行っている違反について触れることもなければ、同国がシリアの領土で繰り返している侵略行為について言及することもなかった。
シリア民主軍は先週金曜日、トルコがハサカ市付近にドローン攻撃を加えたことによって、自軍の司令官であったユスーク氏が死亡したと発表していた。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:53819 )