シリア:スワイダの地元グループが政府系麻薬工場を没収(1)
2022年07月27日付 al-Quds al-Arabi 紙

■スワイダの地元グループがシリア政府軍の治安機関傘下の麻薬工場を没収

【ダマスカス:本紙】

スワイダ県では、地元グループがシリア南部の軍治安機関傘下の武装集団本部にある麻薬製造工場やその機械を没収した。水曜日(27日)、ニュース・ネットワーク『スワイダ24』は次のように報じた。「(地元の民兵グループである)『カラーマの男たち運動』は、テロリストのラージー・ファルフートの本拠地にあるカプタゴン錠剤を製造する機械やプレス機を没収した。なお、ファルフートは、スワイダ県北部の町アティールにある軍事情報局からの支援を受けている。」 

また、「この(ファルフートが率いる)武装グループはレバノンのヒズブッラーからの支援を受け、約2か月前にカプタゴン製造工場を設立し、ヨルダンへ密輸したり地元で流通させたりしている。工場の建設中は、レバノンのバールベック地区出身者で構成されるヒズブッラー傘下のグループが、スワイダ県の軍事情報局による支援を受けているグループのうちの1つの本部に足繁く通い、スワイダ市北部にあるカプタゴン錠剤を製造する小規模工場の設立を監督していた。」と報じた。さらに、「ヒズブッラーの民兵らは、カプタゴン錠剤の生産専用の機械であるプレス機をホムス郊外からスワイダに移すために尽力し、7.5万~10万ドルの報酬と引き換えに工場の準備や立ち上げを指揮した。」とも言及している。

(2)に続く

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( 翻訳者:下田光沙 )
( 記事ID:53826 )