パレスチナ:ジャーナリスト死亡事件に関して、アメリカがイスラエルの責任を問う
2022年07月31日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ブリンケン氏はガンツ氏に「ジャーナリストのシーリーン・アブー・アーキラ氏殺害の責任を負わなければならない」と述べた。

【n.p.:本紙】

アメリカ国務省によると、アンソニー・ブリンケン米国務長官は土曜日、殉教したジャーナリストであるシーリーン・アブー・アーキラ氏の家族との面会後に行なわれた電話会談において、イスラエルのベニー・ガンツ国防大臣に対して、占領軍による襲撃の際に「ジャニーンでのアブー・アーキラ氏の殺害を引き起こした悲劇的な出来事の責任を負う」必要があると述べた。

イスラエルの国営放送「カン」の報道によると、ブリンケン氏は国務省の声明を通して「アメリカ政府は、イスラエル人とパレスチナ人には同等の安全、自由、民主主義を受ける権利があると信じている」と強調した。一方で、ガンツ氏はアメリカ側の責任者に対して「イスラエル軍はジャーナリスト殺害事件の包括的な調査に取り組んでおり、調査が完了し次第、アメリカと結果を共有する予定である」と述べたと報じられている。

アブー・アーキラ氏の遺族が、イスラエル軍を無罪としたアメリカ政府の調査に不快感を露わにしたことは注目に値する。イスラエルは断固として否定しているが、遺族は国外の新聞による報道に基づいて、イスラエル軍は彼女の殺害になんからのかたちで責任を負っていると考えている。

ブリンケン氏は一週間前、遺族をワシントンにある国務省本部に招待し、この事件の処罰にアメリカが取り組んでいくことを宣言した。遺族は「この事件でイスラエルに対する処置がとられるよう期待している」と述べた。

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( 翻訳者:平野日向子 )
( 記事ID:53836 )