イラク:「ローザンヌ条約失効」神話は本当か?(5)
2022年06月19日付 al-Quds al-Arabi 紙


■イラクとローザンヌ条約失効の神話

【トルコ:本紙】

ローザンヌ条約の交渉に入ったトルコであったが、セーブル条約と比べてなるほどよい結果で決着することになった。自国の領土の多くを回復し、ローザンヌ条約の条項に記載された内容に基づき、次に示す条項が言及するイラク国境を除く、全ての近隣諸国と国境の画定がなされた。

−トルコ・イラク間の国境は9ヶ月以内にトルコ・イギリス間で締結される友好的協定に基づき画定される。前述の期間内に両政府間が合意に至らない場合、紛争は国際連盟へ委託され、トルコ・イギリス両政府は以下のことを相互に誓約するものとする。:国境の問題にかかわる決定に至るまで、その最終的な帰結は同決定に委ねられるべき、現場における現状をいかなる形であれ変更し得る、あらゆる軍事的およびその他の行動が発生することはない−

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( 翻訳者:吉岡珠実 )
( 記事ID:53843 )