シリア:ヌスラ戦線幹部が殺害されたアル=カーイダ指導者への哀悼を公然と表明(1)
2022年08月02日付 その他 - Snack Syrian.com 紙
■ヌスラ戦線幹部がアル=カーイダ最高指導者を追悼する文言を投稿…シャリーア最高法官「アブー・アブドゥッラー・シャーミー」氏は西側諸国に自組織との関係回復を求めたにもかかわらず、ザワーヒリー氏のこれまでの足跡を賛美
【スナック・シリアン・ドットコム】
「ヌスラ戦線」の幹部であるアブドゥッラヒーム・アトゥーン氏はアル=カーイダの最高指導者であるアイマン・ザワーヒリー氏に追悼の意を向けた。
「アブー・アブドゥッラー・シャーミー」の通称で知られるアトゥーン氏は、自身のテレグラム・アカウント上に、ザワーヒリー氏を哀悼し、同氏に別れを告げる内容の投稿を行った。またその際アトゥーン氏は、ザワーヒリー氏が「自らの宗教のために生き、半世紀あるいはそれ以上にわたって、そのための闘争と抵抗を続けてきた人物」であると評した。
ヌスラ戦線内で「シャリーア最高法官」とされる役職についているアトゥーン氏は、ザワーヒリー氏が「投獄されたのちに拷問され、迫害され、追放され、耐え忍ぶことを強いられた」と述べた。さらに、ザワーヒリー氏がアル=カーイダ内で活動するなかで辿った足跡を賛美した。
これに先立ち米国のジョー・バイデン大統領は昨日、自国軍がアル=カーイダのエジプト人指導者であるアイマン・ザワーヒリー氏を殺害したと発表していた。同氏の殺害は今週初め、アフガニスタンの首都カーブルで実施されたドローン攻撃によるものだったという。
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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:53849 )