アルジェリア:スペイン人研究者がアルジェリア侵略を提唱し物議を醸す(1)
2022年08月03日付 al-Quds al-Arabi 紙
■スペインの研究者が語る「北アフリカを侵略せよ」…アントニオ・トリル氏はモロッコに関する疑問を呈し、民主主義の名のもとにアルジェリアのガスを標的に
【ロンドン:本紙】
スペインの物理学者アントニオ・トリル氏は、その内容が疑わしいものではないにもかかわらず衝撃的な声明を発表し、物議を呼び起こした。同氏はスペインの新聞において、ロシアがウクライナで戦争を行っているなかで、「欧州諸国による国防への支出増加は、彼らが北アフリカ諸国の資源を支配するための侵略を目的としている」と述べたのである。
スペイン人研究者は、リビアを「失敗のモデル」とみなしつつ、アルジェリアに言及した。同氏は扇動的に「我々にガスが必要な際にはアルジェリアを侵略せよ」との発言を行い、「我々が彼らに民主主義をもたらすことの良いことだ」とまで述べたのである。一方トリル氏は「アルジェリアは徹底的に武装している」として警鐘を鳴らした。
同氏はエネルギー源枯渇の危険性とその影響について警鐘を鳴らしたうえ、「アラブの春」について発言した。「エジプトとスエズ運河に今後起こることはなんだろうか?アルジェリアとモロッコはどうなるのか」。
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( 翻訳者:吉光奈々子 )
( 記事ID:53854 )