アルジェリア:スペイン人研究者がアルジェリア侵略を提唱し物議を醸す(2)
2022年08月03日付 al-Quds al-Arabi 紙
■スペインの研究者が語る「北アフリカを侵略せよ」…アントニオ・トリル氏はモロッコに関する疑問を呈し、民主主義の名のもとにアルジェリアのガスを標的に
【ロンドン:本紙】
同氏はこれらの国々が高い人口密度を誇っているとの見解を示したが、特にアルジェリアに関しては「完全に武装している」と評した。これらの発言からは、特にアルジェリアとスペインが緊張の渦中に置かれているなかで、複数の疑問が生じることだろう。
トレル氏は、スペインの『ディアリオ・デ・レオン』紙によるインタビューのなかで、エネルギー源枯渇の危険性について警告した。同氏は「我々(ヨーロッパ人)の生活様式は消滅しようとしている」としつつ、「社会が好んで現実に背を向け続けている」ことへの驚きを表し、こうした状況がもたらすリスクおよび影響を次のように挙げた。「存在する可能性としては4つある。エコ・ファシズム、ネオ・ファシズム、崩壊、または現在我々が有するものよりも90%低下した生活である」。
さらに同氏は「今こそ、社会(スペインおよび欧州)は選択を行う必要がある」との見解を示した。
(後略)
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( 翻訳者:吉光奈々子 )
( 記事ID:53860 )