シリア:トルコ国籍を取得したシリア人に「軍事情報局パレスチナ課」の審査を義務付け(2)
2022年07月26日付 al-Quds al-Arabi 紙


■シリア政府はトルコに帰化した国民に対し「パレスチナ課」による審査への従属を義務づける

【ダマスカス:ヒバ・ムハンマド】

また同サイトによると、シリア政府の各諜報機関は過去数年間で、トルコ国籍を取得した数十人におよぶシリア人を、彼らがシリアに入国した直後に召還してきたという。またこれに先立つ6月、トルコのスレイマン・ソイル内務大臣は「(トルコ)国籍を取得したシリア人の数は200,950人に達しており、そのうち子どもが87,296人であるほか、男性が60,930人、女性が52,724人である」と発表していた。

出入国管理局による今回の決定は、同局から別の決定が生じてからわずか1週間後に発布されたものである。ウェブサイト「イナブ・バラディ」によると、先週なされた決定は、シリア民間航空公社(シリア・アラブ航空)の「地上業務部門」に充てられたもので、同公社の取締部・運営部に対し、パレスチナ人が、在ダマスカスの「パレスチナ課」として知られる「軍事情報局第235課」の承認を受けないままシリアに入国することを禁止する旨の通達を含むものであった。シリアのパスポートを保有しているパレスチナ人については、当該措置の対象から除外されるという。

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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:53863 )