シリア:政府軍がシリア民主軍支配下のタブカ市に複数の軍事拠点を設置することが決定 (2)
2022年08月11日付 その他 - al-Souria.net 紙
■ロシアがシリア民主軍とアサド政権軍の間で会合を後援…両者はタブカ市に後者軍の軍事拠点を設置することで合意
【スーリーヤ・ネット】
こうした動きは、トルコが軍事作戦を始動させるとの脅威が高まるなか、ロシアが、アサド政権軍による(対トルコ)国境地帯への展開をめぐって、同軍とシリア民主軍が合意に達することを目指している状況下で発生している。
シリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官が今年6月に、アサド政権に対してトルコの脅威から「国境を守る」よう呼びかけたことは特筆に値する。
同司令官は、衛星放送「ロナヒ」によるインタビューのなかで、アサド政権がトルコの脅威に対する立場を明確にすることを求めたのである。
その際同司令官は、「シリア国家に求められていることは、立場を有することである。なぜなら最終的には、シリアの領土の一部が侵攻と占領にさらされることになるからである」と述べた。
過去数年間、タブカ市を支配してきた当事者は多岐にわたる。たとえば自由シリア軍は2013年に同市を掌握することに成功したが、その後同市の支配はイスラーム国に取って代わられた。
その後2017年には、国際有志連合の支援を受けるシリア民主軍が同市からイスラーム国を放逐し、同市を制圧した。
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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:53893 )