黒海地方できょうヘーゼルナッツの収穫が正式に始まった。トルコ農業会議所連合(TZOB)の管理組織メンバーであるアルスラン・ソイダン氏は、「オルドゥでは、収穫量の大幅な増加がみられました。収穫量は昨年は16万7千トンでしたが、今年は24万トンでした。およそ7万トンもの増加です。この県の経済に顕著なプラスとなるでしょう。」と話した。
黒海地方で重要な生活の糧であるヘーゼルナッツを収穫するため、生産者らは今日公式に農園に入った。ヘーゼルナッツが熟したため、海岸地帯の生産者たちの一部が収穫を始めた。トルコ農業会議所連合によりオルドゥ県アルトゥンオルドゥ区にて、ヘーゼルナッツ収穫のために式典が執り行われた。テイネリ街区で行われた式典には、オルドゥ県農業・林業局副局長のエクレム・オウルル氏、アルトゥンオルドゥ農業・林業局局長のアブドゥル・オズトゥルク氏、TZOBの管理組織のアルスラン・ソイダン氏、区の農業会議所所長が出席した。ヘーゼルナッツの収穫は、祈祷の後に開始され、労働者たちが枝についたヘーゼルナッツをもぎ、かごに集め、その後袋に詰めた。袋詰めされたヘーゼルナッツは、(人の)肩の高さまで積み上げられ、殻をむくための脱穀場へ運ばれた。袋いっぱいのヘーゼルナッツは脱穀場で、太陽の下で乾くまでそのまま置いておかれた。平地での収穫は8月16日に、高地での収穫は8月24日に開始される。
■素晴らしい収穫増加
トルコ農業会議所連合(TZOB)管理組織のソイダン氏は、ヘーゼルナッツは今年は豊作であると述べた。ソイダン氏は、記録では収穫が昨年に比べ7万トン増加したと述べ、次のように話した。
「ヘーゼルナッツはこの地域の、この県の、そしてこの国にとって大変重要なものであります。わたしたちオルドゥ産のヘーゼルナッツは世界の生産量の4分の1を占めています。トルコ国内の生産量の3分の1です。1年につきヘーゼルナッツの収穫から20億ドルの外貨をもたらします。つまりこの国の70%を私たちが生産しており、85~90%を輸出している。私たちはヘーゼルナッツとともに暮らしています。今年も大事な時期を過ごしています。わたしたちヘーゼルナッツ生産者は昨年も、それより前の年も真剣に農園で働いています。言い換えれば、彼らは、私たち農業総局と農業会議所のプロジェクト、そして農業技術者の、農園での収穫量をどのように増やすことができるかというたたかいの中にいるのです。私たち生産者は、実際今年これに基づいて仕事の成果を上げています。つまりオルドゥでは収穫量の大幅な増加がみられました。昨年は16万7千トンであった収穫量が、今年は24万トンとわかりました。7万トンもの収穫増です。これもこの県の経済に顕著なプラスとなるでしょう。」
ヘーゼルナッツ農家のラザ・イェシルテペさんは「2022年のヘーゼルナッツの収穫シーズンにこの地域の農業会議所の助けもあり始まりました。生産者のみんなが良いシーズンを過ごしますように。シーズン初めから期待が高く、価格が高くつきました。天気の良い日にヘーゼルナッツを収穫したいと思っています。」と話した。セムレ・イェシルテペさんも「今年の収穫が始まりました。すべての生産者にとって幸運であることを願っています。」と話した。
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( 翻訳者:宮崎友裕 )
( 記事ID:53899 )