ドイツの空港運営会社、トルコから労働者受け入れをキャンセル
2022年08月18日付 Hurriyet 紙
ドイツでは、夏季休暇のはじめに、空港での人員不足が原因で発生した混乱の解決策として、トルコから労働者を受け入れることが決定された。しかし、ドイツ最大の空港運営会社であるフラポート社は、トルコから3カ月間の短期労働者の受け入れをキャンセルした。
フラポート社の行った発表では、トルコの人材サービス派遣会社から推薦された人材が、期待した条件を満たしていなかったことが明らかとなった。実際にやってきた労働者が、いくつかの分野で不足している点があったことに加えて、十分な空港業務経験がなかったこと、ドイツ語を知らなかったことが挙げられた。フラポート社は、労働者の教育は、3か月間の制限付きの業務のために来た人々へ費やされる労力に見合わないとの見込みを話した。
■1000人を受け入れ
フラポート社の広報担当者は、フランクフルト空港の運営の安定化と自社業務への受け入れの努力は続けていくことを明らかにした。年始から現在までに1000人以上の労働者を受け入れ、必要なポジションに徐々に配置していると述べた。秋以降は空港における業務の負担が軽くなるとの見込みも明らかにした。5月以降、空港で、特に荷物の運搬、チェックイン業務における人員不足が原因でフライトのキャンセルが生じた。また、空港で長い行列や混乱が発生したことを受けて、トルコから少なくとも2000人の短期労働者を受け入れることが協議された。長い間、世論で議論された問題に関して、連邦総務省、連邦交通省、連邦労働省の承認を経て、トルコからの労働者の受け入れが許可された。受け入れられた労働者は、11月10日まで主に、荷物サービスに従事する予定だった。適用が開始されてからは想像していたような多数の応募はなかった。
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( 翻訳者:大畠梨紗子 )
( 記事ID:53918 )