シリア:政府は米国人ジャーナリストの拘束をめぐる米当局の見解を否定(2)
2022年08月17日付 その他 - al-Souria.net 紙
■バイデン米大統領の声明に対し…シリア政府は米国人ジャーナリストを拘束していることを否定し、交渉に向けた4つの条件を提示
【スーリーヤ・ネット】
同大統領はタイス氏の失踪から10年が経過した折に、「我々はシリアに対し、こうした状況に終止符を打つこと、さらに彼を祖国に帰還させるために我々を助けるよう呼びかける」と述べていた。
交渉に向けた4つの条件
シリア政府は米国民の拘束を否定している。しかし同政府の外務省は今日水曜日に発した声明のなかで「シリアで拘留されている米国人の問題をめぐって同国政府となされるいかなる連絡ないしは公式の交渉は、複数の条件のもとでなされる必要がある」と述べた。
さらに同省は、こうした交渉が「公にかつ、シリア・アラブ共和国の主権、独立、領土の統一性への尊重、またその内政への不干渉といった原則にもとづいて実施される必要がある」と付言した。
さらにこの声明によると、同省は米国政府に対し、シリアの領土から自国軍を「即時に、無条件に」撤退させ、シリアの石油および小麦の盗難・密輸を停止し、「タンフ基地」に存在している「分離主義者グループ」への庇護と保護を停止するよう求めた。
さらに同省は、「米国の歴代政権がシリア国民に課してきた強制的かつ一方的な諸措置に対し、最終的かつ無条件の終止符を打つ」必要があると述べた。
(後略)
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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:53920 )