イスラエル:サウジアラビアによるイスラエル民間機への領空開放は飛行時間の短縮に資さず
2022年08月19日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イスラエル紙「オマーンはサウジアラビアによるイスラエルへの領空開放の決定を妨害」
【ガザ:本紙】
イスラエルの複数の報告によって、サウジアラビアがイスラエルの民間機に対して領空を開放したことは現時点で、後者国と多数の国々とを結ぶ飛行距離の短縮に資さないことが明らかになった。
『イスラエル・トゥデイ』紙が伝えたところによると、オマーン当局がイスラエルのフライトが領空を通過することを拒否しているため、サウジアラビアがイスラエルの民間機に対し領空を開放したとしても、それによって飛行距離の短縮を実現することは出来ないという。
同紙の主張によれば、オマーンによる(イスラエル機通過の)拒否は「イランからの集中的な圧力」によるものであり、したがってサウジアラビアがイスラエル機に対して領空を開放したところで、後者国が極東方面への飛行距離を短縮することは不可能なのだという。
さらに同紙は、イスラエルはオマーンが自国に対して領空を開放することへの希望を持っていることを明らかにした。同紙によると、これまでテルアヴィヴからアジア方面に向かうフライトはアラビア半島を避ける必要があり、2~3時間の飛行時間が余分に必要となっていたという。
(後略)
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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:53925 )