モロッコ:フランスとイスラエルに対し西サハラの主権について立場を明確にするよう求める(1)
2022年08月22日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ムハンマド6世国王はフランスとイスラエルに対し、西サハラがモロッコ領だとする明確な立場を取るよう要求

【ロンドン、アルジェ:本紙】

モロッコのムハンマド6世国王は「国王と国民の革命記念日」に際して国民へ向けた演説を行い、モロッコの新旧のパートナーに対して西サハラにおけるモロッコの主権について明確な立場を取るよう要求した。これは、この件に関して曖昧な立場を取るようになったフランスと、新たなパートナーとして分類されたものの、一連の関係正常化を経てもなお西サハラがモロッコ領だと承認することに二の足を踏んでいるイスラエルを意図したものだ。

国王は今週の土曜(20日)夜、パリからの帰国直後にモロッコのメディア各社を通じて演説を行った。なお、国王は犠牲祭や即位記念日、そして今回の「国王と国民の革命記念日」に際し短期的にモロッコを訪れるほかは今年6月初めからパリに滞在している。

演説では、主に西サハラについて取り上げ、西サハラ問題は関係のレベルを測る「温度計」へと変質してしまったと明らかにしたうえで、「西サハラ問題は、モロッコがそれを通して世界を見る『眼鏡』であり、友情が本物であり、パートナーシップが有効であることを測る明確かつシンプルな基準である」と語っている。

また、国王はこの紛争においてモロッコを支持する複数の国の立場を再確認した。アラブ諸国やアフリカ諸国に加え、国王は西欧諸国に注目し、主にアメリカとスペインについて言及し以下のように述べた。「アメリカの確固たる立場は真の原動力となった。これは、政権交代によって変わることはなく、いかなる状況にも影響を受けないものだ。また、我々は我々の隣人であるスペインの明確で責任ある立場を評価している。同国はこの紛争の起源と事実をよく理解している。このような肯定的な立場が、地域情勢や内政の展開に左右されない、モロッコとスペインのパートナーシップの新たなフェーズを生み出したのだ。」

さらに、国王は「伝統的なパートナー」に明確な立場を取るよう求め、そしてこの「伝統的なパートナー」とはフランスのことを意図していたにも関わらず、演説の中で同国について一切言及せずに次のように述べた。「そういうわけで、西サハラがモロッコ領であることに関して明確ではない立場を取っている新旧のモロッコのパートナー国の一部に対し、自国の立場を明らかにし、解釈の余地がない形でその内容をチェックすることを待ち望んでいる。」

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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:53935 )