■パキスタン治安部隊がイムラン・カーン前首相の自宅を包囲…「テロとの戦い」に関する容疑で逮捕が間近か

【ワシントン：本紙】

パキスタンの英語紙が伝えたところによると、同国政府はイムラン・カーン前首相の逮捕を計画している。

同国警察はカーン氏の住居に通じる道路における治安措置を強化しており、イスラマバード市バニ・ガラ地区ではすでに異常な動きが観測されている。

報じられている内容によれば、カーン氏にかけられている容疑は「テロとの戦い」に関連するものだという。

複数の地元メディアが報じたところによると、カーン氏を支持する数百人の人々がイスラマバード市に集結し、当局による同氏の逮捕を阻止しようと試みた。

これに先立ちカーン氏は、ラーワルピンディー市で行われた集会において、当局が同氏率いる政党「パキスタン正義運動」に対する捜査キャンペーンを継続した場合、スリランカと類似する危機が生じると警告していた。

パキスタンのメディア規制局は、前首相であるカーン氏の演説を生放送することは違法であると述べた。

同国のSNSユーザーらは、カーン氏がラーワルピンディー市で演説している最中、動画サイト「ユーチューブ」へのアクセスが遮断されたとして不満を訴えた。

カーン氏は、パキスタン当局によるこうした動きが、「自らの利益のために自国を政治的・経済的混乱に導くことを望む人々の絶望を暗示しているものである」と述べた。

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（ 翻訳者:国際メディア情報センター ）
（ 記事ID:53941 )