エジプト:駐エジプト・イスラエル大使がカイロの老舗カフェを訪問
2022年08月30日付 al-Quds al-Arabi 紙
■駐エジプト・イスラエル大使がカイロの老舗カフェ「リーシュ」を訪問し、各所で怒りの反応を呼ぶ…「100歳のカフェは、あなたたち自身やあなたたちの政体よりも古いものである」
【カイロ:本紙】
イスラエルがエジプトで運営するツイッターアカウントは、民衆レベルの正常化を強制するための新たな試みとして、占領国(イスラエル)の駐エジプト大使であるアミラ・オロン氏が、作家ナギーブ・マフフーズ氏の追悼記念日に際して、老舗の文化カフェ「リーシュ」を訪問する姿を映した複数の写真を公開した。
この投稿には次のようにコメントが添えられた。「大使館メンバーたちは、ノーベル賞作家が愛し、彼が毎週行う議論の場として用いたカフェ・リーシュを訪問しました。リーシュは1908年に創業して以来、100年以上の歴史をもつカフェであり、その間エジプトの政治的、文化的、芸術的な営みの光景において中心的な役割を果たしてきました」。
さらにコメントは「リーシュの壁は、ナギーブ・マフフーズ、タハ・フサイン、タウフィーク・ハキームのほか、ウンム・クルスーム、ルシュディー・アバーザ、イスマーイール・ヤースィーン、アンワル・ワグディーといった作家、思想家、芸術家たちの写真で覆いつくされています」と続けた。
これらの写真は怒りの反応を呼んだ。ハーリド・アンサーリー氏は「カフェ・リーシュの年齢は、あなたたちが行ったパレスチナへの占領の年齢よりも上である」とコメントした。
一方マグディー・ユスリー氏は「100歳のカフェは、あなたたち自身やあなたたちの政体よりも古いものである。このような文章を書いていて気が引けませんか?」とコメントした。
(後略)
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:53980 )