イズミル解放100周年祝賀会の中で、タルカンがコンサートを行う巨大ステージが崩落した。この事故に関してタルカンはSNSアカウントで声明を発表した。
イズミル広域市は、9月9日の市の占領解放100周年を祝うため様々な催しを企画した。その中でビッグスターのタルカンも10,000人が収容できる共和国広場付近のプロムナードでコンサートを行うことが明らかになっていた。
数日前に発表されたこのニュースがファンを熱狂させる中、コンサートが開かれる場所ではおよそ1週間前に巨大なステージ建設の工事が始まった。
ステージは、音楽システムや遠くの観客も観ることができるようなスクリーンの建設のため多くの人が働いている中で、夜の23時ごろ、タルカンがコンサートを行う巨大ステージが、大きな音を立てながら崩落した。
■1人が負傷
事故によりステージの近くにいた1名が負傷した。目撃者によると事故現場には、消防や救急、警察が駆けつけた。事故現場へ駆けつけた警察官は付近の警備を行い、救急退院は負傷者を救急車へ運び、ネヴァル・サーリヒ・イシュギョレン・アルサンジャック国立病院へ搬送した。負傷者は命に別条はない状態だそうだ。この時消防隊員はステージの下で捜索を行い、負傷者が他にいないことを確認している。
■事故当時40人が働いていた
証言によると、ステージが崩落する前まで40人が働いていたが、大きな音をたて崩れていくのを見て逃げて助かったことがわかった。安全上の理由からステージ周辺には何もない状態になっている。テープが貼られ警備が厳重になされる中、巨大ステージを当初の姿に戻すために3機のクレーンが事故現場に導入された。巨大ステージを傷つけずに取り除くために始まった工事は最大限の注意とともに進められた。
■事故の後、あかりは消された
その時に事故が起こった場所にいたスレイマン・ユヌス・ピルマン氏は、「私たちが歩いていた時、屋根が崩壊し、それとともに全て崩壊した。叫び声などはなく、警備員も誰がいないかを話していた。ステージは完全に壊れ、その後にあかりも消えた」と話した。
■60トンの鉄のステージが撤去されている
イズミルで9月9日の催しの中でタルカンがコンサートを行う予定で、昨晩崩壊した鉄のステージでは技術メンバーによる調査が行われた。調査の後、およそ60トンの崩壊したステージが撤去されることが決まった。そして、クレーン6機に支えられたステージの解体作業が始まった。ステージが制御されながら撤去できるよう、まず天幕が撤去され、その後およそ1.5トンのLEDライトが運ばれるとのことだ。ステージ裏の3つの大きな発電機は作業場を確保し、かつ安全上の理由からその地域から撤去された。一方で崩壊したステージはドローンで空撮された。
タルカンがファンと会う新しいステージが設置される場所に関しては未だ公式には明らかになっていないが、ギュンドードゥ広場の9月9日のイベントのために区分けされた場所でステージ設営のための準備が始まった。
■作業風景を空から見ると
イズミル広域市の消防総局隊員たちは、クレーンで支えながら安定して立っているステージの一部を撤去する作業を始める予定だ。ステージと隊員たちの作業風景を空から見ることができた。
ステージは本日中に完全に撤去されるそうだ。
■ソイェル市長の声明
事故の後、トゥンチ・ソイェルイズミル広域市長は、SNSアカウントで投稿した。ソイェル氏の投稿では、「タルカンがステージでコンサートを行う場所で起こった事故に関して誠に遺憾に思う。誰も命を失わず、怪我もなかったことに安心している。コンサートに関してはまた発表する予定だ」と述べられていた。
■タルカン「コンサートを開催するためにできることは全てやる」
事故のニュースの後タルカンもSNSで投稿した。タルカンはTwitterの投稿で、イズミルへ向かっている最中に事故のニュースを知ったと話し、以下のように述べた。
「イズミルへ向かっている途中でステージが崩壊したというニュースを知った。とても悲しかったが、命を失った人、そして怪我をした人がいなかったことを嬉しく思う。働いておる全ての人たちやメンバーたちが良い状態にあることをききとても幸せだ。皆さんどうぞご無事で。今私もイズミルに向かっている。このコンサートを開催するためにできることは全てやる。」
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( 翻訳者:瀬戸慈弘 )
( 記事ID:54019 )