モロッコ:ペルーがポリサリオ戦線によって宣言された共和国への承認を再び宣言
2022年09月11日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ペルーが「ポリサリオ戦線」によって宣言された共和国への承認を再び宣言

【ロンドン:本紙】

ペルーは、「ポリサリオ運動」によって発足が発表された共和国を再承認することを決定した。これは、同国が8月中旬に同共和国に対する以前の承認を撤回してから、1か月も経過しないうちになされた新たな決定である。

この展開は、西サハラにかかわる問題が、ペルーの大統領府に到達する同国の諸政党(右派、左派を問わず)の性質にいかに結びついているか浮き彫りにしている。

ペルーのペドロ・カスティージョ大統領は先週、ポリサリオ戦線および同戦線が宣言した共和国の自決権を指示したうえで、同共和国を承認すると表明した。これによって、ペルーの同共和国への承認は、かつて同国のミゲル・アンヘル・ロドリゲス・マッカイ外務大臣によって撤回されていたにもかかわらず、再び宣言されたことになる。

同外務大臣は昨月8月に出した公式声明のなかで次のように述べていた。「現在に至るまで実際的な二国間関係が存在していないことを鑑み、ペルー共和国政府は、サハラ・アラブ民主共和国の承認を撤回し、この政体とのあらゆる関係を断絶することを決定した」。

さらに声明は次のように続けた。「ペルー共和国政府は国際法、そしてサハラ問題に係る国連諸決議に基づいて、モロッコ王国の領土保全および国家主権、そしてこの地域紛争における自治計画を認め、尊重するものである」。

(後略)

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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:54037 )