チュニジア:左派野党指導者、元大統領らを告訴する
2022年09月22日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ブラーヒミー夫人、マルズーキー氏とブハイリ―氏が声明の中で自身の党がアサド政権側で戦闘に参加していると言及したことについて告訴する。(ビデオ)
【チュニス:本紙】
前左派指導者の故ムハンマド・ブラーヒミー氏(以下ブラーヒミー氏)の未亡人で、人民潮流党の指導者であるムバーラカ・ブラーヒミー氏(以下ムバーラカ氏)は、前大統領のモンセフ・マルズーキー氏と「ナフダ運動」副党首のヌールッディーン・ブハイリ―氏を告訴した。告訴理由としては、両者が声明の中で人民潮流党に属する「ブラーヒミー大隊」がシリアにおいて政権軍側で戦闘に参加していると言及したからである。
テレビ上の声明でムバーラカ氏は、(党員の)派遣とシリアでの「イスラーム国」との取引の問題に関して両者に不満を表し、マルズーキー氏とブハイリ―氏に自身の党がシリアでの戦闘に関わっている証拠を提出するように求めた。
一方、人民潮流党は、マルズーキー氏と「ナフダ運動」にムバーラカ氏の「身体的な安全」を確保する責任があると主張した。これはチュニジア当局が「緊張状態の温床への派遣」問題の端を開いたことを背景に、両者がムバーラカ氏に攻撃キャンペーンを行ったと主張するもので、内務省にムバーラカ氏とその家族の安全を確保するよう求めた。
人民潮流党の事務局長であるズハイル・ハムディー氏は、以前、同党はアサド氏を政治面でのみ支援していることを示し、いわゆる「アラブ民族主義防衛隊」のもとでバシャール・アサド政権側で戦闘を行っている「殉教者ムハンマド・ブラーヒミー」大隊との如何なる関係も否定している。
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( 翻訳者:石川修伍 )
( 記事ID:54092 )