■猛攻撃を行い、複数を拘束…SDFは武力で学校閉鎖に反対するカーミシュリーのデモ隊を解散させる
【諸通信社】
民兵組織「シリア民主軍 (SDF)」は昨日(28日)、武力でカーミシュリー市のデモ隊を解散させた。デモ隊は、シリア教育省のカリキュラムに則った教育を行なう公立私立の専門学校や学校のSDFによる閉鎖に対する抗議を展開していたが、SDFはデモ隊を激しく攻撃し、うち複数人を拘束した。
SANA通信社が地元筋の話として伝えたところによると、SDFに所属する戦闘員は、スィヤーヒー通りにある国際連合の建物の前に集合した、民兵組織の弾圧に対し抗議する人々を解散させたという。この民兵組織はデモ隊が教育を受けるのを武力で禁止して攻撃し、複数名を拘束したのだ。
また、同じ情報筋が指摘したところによると、その民兵組織は座り込みデモの場所を包囲する援軍を呼び寄せ、学校からの引き上げと政府のカリキュラムに則った教育を行う学校の再開を求める文言が書かれたプラカードを持つ人たちを武力で攻撃したという。さらに、「アマル・インスティテュート」の複数の教師に対して攻撃が行われ、学校閉鎖を批判するプラカードを持っていた3名の生徒と2人の教師が拘束されたという。そしてデモの勢いを強めた複数の住人にも、同様に攻撃が行われた。
一方、イラクのクルド系ウェブサイト「バスニュース」が地元筋の話として伝えたところによると、SDF戦闘員は武力によるデモ隊の解散に乗り出し、彼らを攻撃し貶め、10人以上を逮捕したという。
また、市民の不満が募る中、武装した民兵による苛烈な攻撃に晒されたために抗議者たちの間で多くの負傷者が出たという。
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( 翻訳者:萩原優太 )
( 記事ID:54146 )