イラク:国家安全保障担当顧問は各国に対しフール・キャンプから自国民を帰還させるよう呼びかけ
2022年10月03日付 al-Quds al-Arabi 紙


■イラクのアアラジー国家安全保障担当顧問は各国に対し、シリアのフール・キャンプから自国民を帰国させるよう呼びかけ

【バグダード:本紙】

イラクのカースィム・アアラジー国家安全保障担当顧問は、シリアのフール・キャンプに存在するイラク人らを帰国させるための5か年計画を発表し、世界の国々に対し、同キャンプから自国民を帰国させるよう呼びかけた。

アアラジー氏は公式の報道機関に対し次のように述べた。「イラク人、シリア人のほか50か国の国籍者らが6万人以上収容されているフール・キャンプを解体することを目的とした、同キャンプをめぐる国際的な合意が存在し、さらにそのために主要各国がイラクに提供している支援も存在する」。

同氏はさらに「イラクは多くの国々に対し、フール・キャンプから自国民を帰国させ、各国の法律に基づいて彼らを問責するよう求めた」としつつ、「イラクは自国民を国内へと移送し、彼らを受け入れ、彼らを社会統合プログラムに参加させる準備ができている。しかし我々がこのような大規模な数に対応するためには、国際的な支援を受ける必要がある」と述べた。

同氏はさらに「現状において、彼らの帰国は5か年計画の一環として考慮されている。しかし苦しみを終わらせるために、この問題への取り組みを加速させたいと考えている」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:54171 )