季節労働者、バーベキュー用木炭生産の苦労続く
2022年10月05日付 Cumhuriyet 紙
ヨズガトで林地にテントを張り生活する季節労働者たちは、過酷な労働環境の中、バーベキュー用木炭を生産することで、生計を立てている。
バーベキュー用木炭の生産のため、マルディンのマズダー郡からヨズガトのチェケレキ郡にやって来た季節労働者たちの苦労は6ヶ月から7ヶ月間も続く。ベイユルドゥ郡にある林地でテント生活をする労働者たちは、家族を伴い生計を立てるために、つらい日々を過ごしている。
森林局により林地で進められている再緑化事業に際して指定された場所で伐採されたナラの木は、炭焼き窯で15日から20日間加熱される。労働者たちは昼夜を問わず、木材が炭になるまで番をする。例外なく炭で顔が真っ黒になった労働者たちの配偶者や子供たちも、炎のそばで行われるこの大変な作業を手伝う。伝統的にこの自然製法で炭を生産してきた季節労働者たちは、炭焼き窯から出した木炭を袋に詰めていく。こうして生産された木炭は、アンカラやイスタンブールを始めとした国内の多くの都市に卸売りされていく。完成した木炭は、キログラムあたり13リラから販売される。マルディンのマズダー郡から来た労働者のヴェダット・オネルは、「まずは山で木を伐採します。伐採された木は、木材として適切な大きさに切り分けたのち、炭焼き窯に入れます。木材が揃ったら、テントのような三角形になるように並べ、藁、土の順に炭焼き窯に入れていきます。最後に炭焼き窯に着火します。窯は15日から20日ほど連続して焚き続けます。我々は昼夜を問わず、炭焼き窯の番をし続けます。」と話した。
また、バーベキュー用木炭生産労働者のムラト・ドアンは、「マルディンのマズダー郡から来ました。チェケレキのベイユルド村で、バーベキュー用木炭を作っています。家族のために働いています。バーベキュー用炭はキログラムあたり13リラからの販売です。」と話した。
アリ・ドアンも、トルコの最も質の高いバーベキュー用木炭はヨズガトで生産されていると言い、チェケレキで生産される木炭の質は、現物を手に取れば自然と分かると話した。
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( 翻訳者:章由実 )
( 記事ID:54184 )