アフガニスタン:カブールでハザーラ人女性たちが自爆テロに対して抗議デモ
2022年10月01日付 al-Quds al-Arabi 紙
◾︎カブールでの自爆テロで35名が死亡したことを受けて、アフガン女性たちがハザーラ人への「ジェノサイド」に反対してデモを行う
【カブール:AFP通信】
土曜日(1日)、数十人のハザーラ人のアフガン女性たちがカブールでデモを行った。これは、前日に起きた自爆テロによって35人が死亡し、その大半はこの少数派民族出身の女性たちだったことを受けての行動だ。
金曜日、カブールの教育施設で自爆テロが発生した。この時、ダシュト・バルチ地区では数百人の学生たちが大学入試の最中だった。
首都の西部に位置するこの地区は、アフガニスタンにおいて歴史的に迫害されてきた少数派ハザーラ人を含む、多くのシーア派の人々が居住する「飛び地」である。そしてハザーラ人は近年最も残酷な攻撃の標的にされてきた。
土曜日に国連は、死者は35人、負傷者は82人に達したと発表した。
同日、約50人の女性たちが「ハザーラ人に対するジェノサイドをやめろ。シーア派であることは犯罪ではない。」と訴えながら、ダシュト・バルチ病院前を通ってデモ行進をした。なお、この病院にはテロ発生時、多くの犠牲者が搬送された。
AFP通信の特派員によると、黒いヒジャブを着用したデモ参加者たちは「ハザーラ人の殺害をやめろ」と書かれた横断幕を掲げていたという。
自爆テロ犯は、性別で分けられたホールの女性側のほうで自爆した。
(後略)
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( 翻訳者:新階望乃 )
( 記事ID:54206 )