パレスチナ:イスラエル軍が9月中に漁師に対して40件の違反を犯す(2)
2022年10月07日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イスラエル軍が9月中に漁師に対して40件の違反を犯す
【ガザ:本紙】
アムスィー氏は、「漁船を押収し、漁師らへの発砲を行い、彼らが海で作業するうえでのコストを上げることで、彼らが海から離れた場所で働くよう仕向ける」ことを目的とした、「漁師に対する体系的かつ段階的なイスラエルの政策」に関して警告を発した。
さらに同氏は、ガザ労働組合の記録によると、漁師たちが年間を通してさらされている違反が月平均で30件におよぶと指摘したうえで、「これは高い割合であり、イスラエルが漁師らに対して体系的な政策を適用していることの証左としての、深刻な事態を示している」と述べた。
アムスィー氏は、イスラエルはパレスチナの経済に打撃を与えるため、漁業を「危険な生業」にしようとしていると説明した。漁業はパレスチナのGDPの15%を構成し、約4000人の漁師およびそれに関係する数百人の労働者が携わる、非常に重要な産業であるためだという。
(1)に戻る
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:石井風帆 )
( 記事ID:54225 )