モロッコ:「ドローンを製造する初のアフリカ国家」を目指すモロッコ(1)
2022年10月14日付 al-Quds al-Arabi 紙
■仏ラジオ局は「ドローンを製造する初のアフリカ国家」になろうとするモロッコの取り組みについて言及
【パリ:本紙】
ラジオ放送局「ラジオ・フランス・アンテルナショナル」(RFI)は、「ドローンを製造する初のアフリカ国家」になろうとするモロッコの取り組みに言及した。同国は約2年前から、アルジェリアおよびポリサリオ戦線との緊張化が進むなかで、ドローンの輸入量を増加させてきた。
同局によると、モロッコは中国、トルコ、フランス、イスラエルといった国々から多くのドローンを購入したという。これらのドローンは実際的な隊列を編成可能な量であり、おそらく北アフリカでもっとも先進的な機材であるという。
しかし現在、モロッコ政府の願望は単にドローンを購入することに留まらず、イスラエルによる支援のもと自国内でそれらを生産することに向けられているという。
モロッコとイスラエルの間で今年7月に結ばれた軍事協定のなかで、イスラエル政府はこうした軍事兵器を製造するための技術をモロッコ政府へと移転することを誓約したという。
同局によると、こうしたドローン兵器は、イスラエル政府による支援のもと、モロッコ国内の軍事拠点2か所において安価で製造されることとなる。これによりモロッコは近くドローン兵器を自国で製造している国々のうちに数えられることとなり、これらを製造する初のアフリカ国家となるのだという。
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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:54252 )