サウジアラビア:イランに近隣諸国との信頼を築くための真摯な足取りを要請
2022年10月17日付 al-Quds al-Arabi 紙


■サウジアラビア国王「我々はイランに対し、信頼を築くため近隣諸国や国際社会との真摯なステップをふむよう要請する」

【リヤド:アナトリア通信】

サウジアラビアのサルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ国王は日曜の夜、イランに対して、「信頼を築くため、近隣諸国や国際社会との真摯なステップをふむ」よう要請した。

サウジ国営通信が報じたところによると、これはサルマーン国王が議会の新たな会期を開いた直後、諮問協議会に向けて行った国家の内政および外交政策に関する王室の年次演説のなかで述べられた。

サウジアラビア国王はこの演説のなかで次のように述べた。「我々はイランに対し、核に関する責任をただちに履行し、国際原子力機関と全面的に協力し、近隣諸国および国際社会との信頼の構築のため真摯なステップをふむよう要請する」と述べた。

さらにエネルギー安全保障に関して、「我々の国はそのエネルギー戦略のなかで、石油が国際経済の成長を支える重要な要素であるとの認識のもと、国際石油市場の安定とバランスを支えるために懸命に取り組んでいる」と付言した。

サルマーン国王は続けて昨年2月に勃発したロシア・ウクライナ危機に言及し、「王国は、危機の終焉と軍事作戦の停止につながる政治的解決策を見つけることを目的とした、あらゆる国際的努力を支持する自身の立場を再確認する」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:上村彩乃 )
( 記事ID:54263 )