シリア:シリア軍の防空システムがイスラエル軍のミサイルを迎撃
2022年10月25日付 al-Quds al-Arabi 紙
■シリア:カーミシュリー市近郊で大きな爆発音、ダマスカス郊外を狙ったイスラエル軍の空爆
【ダマスカス:諸通信社】
本日月曜日、シリア国営テレビは、シリア北東部カーミシュリー市近郊で大きな爆発音が確認されたと報じた。詳細は不明である。
この地域は米国が支援するクルド人勢力の支配下にあるが、その一部はシリア政府が掌握している。
報道に先立ち、シリア政府は本日月曜日、首都ダマスカス郊外でイスラエルの空爆により、兵士一人が負傷し、物的損害も発生したと発表した。
そして、国営シリア・アラブ通信『サナ』が「首都ダマスカス郊外を狙ったイスラエルによる空爆により、兵士一人が負傷し、物的損害が生じた」と報じた。
『サナ』が匿名の軍関係者からの情報として伝えたところでは、「本日(月曜日)の正午頃(グリニッジ標準時)、イスラエル軍はパレスチナ占領地北部から、首都ダマスカス周辺の複数個所を狙って、ミサイル多数を発射した」ということだ。
同じ軍関係者は「我々の防空システムがイスラエル軍のミサイルを迎撃し、その多くを撃墜した」と付け加えた。
すでに『ロイター通信』と『サナ』は目撃者から「月曜日、首都ダマスカス郊外で2回の爆発を聞いた」という証言を得ていた。
『サナ』によると、シリア当局は2つの爆発音の原因を調査中ということだ。
一方、『ドイツ通信社(DPA)』記者は、「首都ダマスカスの南側と西側で非常に激しい爆発音を4回、さらにシリア政府軍の地対空ミサイルの音を複数回確認した」と報告した。
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( 翻訳者:永井俊輔 )
( 記事ID:54319 )