イスラエル:レバノンとの領海画定合意に署名
2022年10月25日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ラピド首相:レバノンとの領海画定合意に木曜日に署名する

【エルサレム:AFP】
 イスラエルのヤイル・ラピド首相は、イスラエルが木曜日にレバノンと領海画定合意に署名すると発表した。これは、アメリカの仲介で合意されたもので、これにより東地中海のガス田の商業利用の分野への門戸が開かれることになる。

 オランダ内閣府によると、ラピド首相はテルアビブでのマルク・ルッテ・オランダ首相との会談の冒頭で、次のように述べた。「我々は木曜日にレバノンとの歴史的な合意に署名する。イスラエルは近い将来、ヨーロッパへの主要なガスの供給国になるだろう」。

 メディアの情報によると、合意は、イスラエルとの国境に位置するレバノンの町で、国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)が基地としているナークーラ町で木曜日に署名される可能性が指摘されていた。ピド首相は木曜日に合意に署名するつもりだと断言したが、文書に署名するしくみについては明らかにしなかった。

 11月1日に予定されているイスラエルの議会選挙に出馬し、ラピド首相と対立している野党党首のベンヤミン・ネタニヤフ氏は、すでにこの合意を非難している。彼はクネスト(イスラエルの議会)で合意の是非について投票する必要があり、それに関する信任投票を実施すべきだと強調している。

(後略)

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( 翻訳者:久木田麗磨・松本大介・宮元万緒 )
( 記事ID:54320 )