アルジェリア:「アラブの再団結」を掲げたアラブ連盟首脳会議が開幕(1)
2022年11月01日付 al-Quds al-Arabi 紙


■タブーン・アルジェリア大統領が同国でのアラブ連盟首脳会議の開幕を宣言…パレスチナの国連における完全な加盟資格取得への支持を呼びかける

【アルジェ:本紙】

アルジェリアの首都で火曜日、第31回アラブ連盟首脳会議が始動した。アラブ諸国から9か国の大統領と首長、および首脳の参加が不可能であった国々の高位の代理人が出席するなかで、「アラブの再団結」という高らかなスローガンのもとに開催された。同会議は、パレスチナをめぐる問題を再びアラブ諸国にとっての最大の関心事項にすることや、特にトルコやイランなどのアラブ諸国周辺で影響力のある国々に対する姿勢をめぐる不一致など、複数の課題に関連する参加国の統一見解が生じるなかで開催される。

前回会議の議長として開幕のスピーチを務めたチュニジアのカイス・サイード大統領は、世界中を震撼させたコロナ禍によって、アラブ市民は特異な状況下に暮らしていると述べた。さらに同大統領は、アラブの諸都市が、気象情報や殺害・破壊行為の報道以外ではもはや世界から顧みられなくなったことを嘆いた。またアラブ諸国は国家転覆をもくろむ人々からの厳しい戦いに直面していると主張し、足並みを揃えて団結し、分断や分裂の要因を解消することの必要性を強く訴えた。

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( 翻訳者:中嶋甘奈 )
( 記事ID:54378 )