トルコパン連合のハリル・イブラヒム・バルジュ会長はパンが7.5トルコリラになるという噂に関して、「こうした人々は何の権限もない中、価格[変更]を請求する権限も持たず、委員会で何の職務もしていないにもかかわらず、パンの価格について「12月には7.5トルコリラになる」と言うのは非現実的です。12月もパンの価格は5トルコリラを超えることはないでしょう」と述べた。
トルコパン連合のバルジュ会長は、パン生産者雇用者組合のジハン・コリヴァル組合長の、イスタンブルで12月以前に5トルコリラで売られていたパンが7.5トルコリラになるかもしれない、という発言に関して記者会見を開いた。バルジュ会長は、この発言が小売業者や国民を動揺させると述べ、「この仕事を行なっていない人物がトルコ国民を代弁するとして発した言葉を強く非難します、全く歓迎できませんし、正しいと思いません。この人物がこの仕事を行なっておらず、発した発言が真実を反映しておらず、この発言が報道されるのは正しくない、と報道機関に述べました。にもかかわらず、この発言を報道に取り上げ、この残念な発言を公表に導いてしまったのも正しいと思いません。この人物は我が国民を侮辱するようかのように真実と相容れない発言をしたのです。彼は我が国民の[一人当たりの]年間のパン消費量は210キロだといいます。しかし、我が国民は年間81キログラムのパンを消費しており、つまり1日あたり224グラムのパンに当たります。これが通常のパンの消費量です。年間210キログラムのパンが消費されるとしたら、1日当たり[全体で]2億4300万個のパンが消費されなければいけません。トルコでは現在1日当たり9600万個のパンが消費されて、1億100万個が生産されています。科学とは無縁の残念な発言であることがわかります。恵みを軽んじてパンに関して侮辱的な発言をするのは非常に間違っています。パンは、トルコ国民及び世界中に住む人々にとって恵みなのです」と述べた。
■「7.5トルコリラは非現実的」
バルジュ会長はパンの価格に関する噂に関して、「こうした人々は何の権限もない中、価格[変更]を請求する権限もなく、委員会で何の職務もしていないにもかかわらず、パンの価格について『12月には7.5トルコリラになる』と言うのは非現実的です。価格[変更]を請求する権限がないのですから。昨日、この人物について検察に刑事告発しました。権限のない人物が誤った情報を伝えないように本日ラジオ・テレビ高等機構に申請する予定です。今日まで、小売業者も国民も被害に遭わないようにあらゆる努力をしてきました。6月に最後の支援が終わる予定でしたが、大統領の指示で支援が継続され、小売業者は非常に助かっています。多くの出費がありますが、これらの出費に対して小売業者が犠牲にならないように適正な価格で現在まで来ています。」と述べた。
バルジュ会長は、パンの価格が5トルコリラを超えることはないと述べ、「12月にパンが5トルコリラを超えることはありません。1月も世論にあるようなパンの価格に直面することはないでしょう。1月でも5トルコリラのまま続くと考えています。パンが7.5トルコリラになることは私たちの議題にはありません。30人のメンバーの誰かを、放送局を一つ一つ回らせてニュースを作らせるのは正しいと思いません。声高に番組に出させる意味も分かりません。現在トルコでは上限の価格を5トルコリラに設定しています。1月以降最も適正な価格が何であれ、この点を公表いたしましょう。今日までコストの高騰がパンに反映されていれば、2月には7トルコリラになっていたかもしれません。」と述べた。
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( 翻訳者:伊永勇人 )
( 記事ID:54415 )