イスタンブル・イマームオール市長裁判、開始
2022年11月11日付 Cumhuriyet 紙
イスタンブル広域市(IBB)のエクレム・イマムオール市長が高等選挙委員会(YSK)の委員長とメンバーを侮辱したことに関する裁判の審理が開始された。カルタル郡知事府は、この審理により郡全土で集会の禁止を宣言した。裁判において裁判官は「誰に対しての言葉であったかは明らかだ。議論の余地がない。スレイマン・ソイル内相に対するものであることが明らかだ」と述べた。検察は求刑でイマムオール市長への実刑を求めた。
イスタンブル広域市のエクレム・イマムオール市長が、3月31日の選挙が中止された後に行われた記者会見で、高等選挙委員会のサディ・ギュヴェン元委員長と委員会メンバーを侮辱したとして告訴された裁判が始まった。
カルタル郡知事府は、この裁判により郡全土で集会の禁止を宣言した。この禁止令は、以前は「裁判所の周辺」だけで適用されていた。
イマムオール市長には4年1ヶ月の実刑が求刑されており、1年以上の実刑が確定した場合は政治活動を禁止される。
■裁判が開始
FOX TVのギュルシャ・インジェ記者が証人として裁判に出席した。インジェ記者は「映像は鮮明だ。動画とニュースを送った。スレイマン・ソイル内相が彼自身について述べた言葉を引用して彼に質問した。彼もそれに対して返答した。他のテレビ局の人もいた。同じ日、ソイル内相への回答としてニュースを出した」と述べた。
裁判官は「誰に対しての言葉であったかは明らかだ。議論の余地がない。スレイマン・ソイル内相に対するものであることが明らかだ」と述べた。
ギョクハン・ギュナイドゥン弁護士は、裁判官の言葉について「録音したい」と述べた。
弁護士の言葉について裁判官は「この言葉がスレイマン・ソイル内相に対するものではないと主張する人が他に一人でもいたらここに呼んでくれ」と述べた。
■裁判官の裁判に対する異議は却下
ケマル・ポラト弁護士は、裁判官が中立の立場でないことを明らかにし、裁判官の裁判に対する異議を申し立てた。裁判官は、この異議申し立ては裁判の延長を狙ったものであると述べて要求を却下した。
■検察はイマムオール市長に求刑
共和国検察は求刑を行った。検察はイマムオール市長への実刑判決と政治活動の禁止を要求している。
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( 翻訳者:神谷亮平 )
( 記事ID:54427 )