ベイオール爆破事件後にインターネット・アクセス制限した科学技術・通信協会をCHP告発
2022年11月14日付 Cumhuriyet 紙
共和人民党(CHP)イスタンブル選出国会議員のギュルセル・テキン議員は、ベイオール区イスティクラル通り爆破テロ事件後、科学技術・通信協会がトルコ全土でインターネット・アクセス制限の適用に踏み切ったことに関して、協会の会長と業務責任者たちについて告発予定であると発表した。
イスタンブルのベイオール区イスティクラル通りで発生したテロ事件後にトルコでのインターネットのプロバイダーによってSNSへのアクセスが制限された。科学技術・通信協会はこのSNSへのアクセスにおいてトルコ全土で「接続制限」を適用したと述べた。
科学技術・通信協会のこの適用に対して、共和人民党が司法に告発する予定であるという。共和人民党イスタンブル選出国会議員のギュルセル・テキン議員は、テロが原因でSNSが憲法と法律に反して制限されたという理由で、科学技術・通信協会の会長と業務責任者たちについて告発する予定であると述べた。
■自分はツィッターから投稿
テキン議員は、科学技術・通信協会カラギョズオール会長が、タクスィムでの爆破事件に関するお悔やみのメッセージを、制限されたツィッターから投稿していることにも反発し、「トルコ最大の都市の中心で爆発が起こった。人々が亡くなったのか、負傷したのか、皆が心配している中、社会がこれに関する情報を得る権利がない。なぜか。科学技術・通信協会会長がそれを適切と見ていないからである。しかし、自分自身はお悔やみメッセージをツィッターから投稿するやり方を知っている。」と反発した。
■ここはバナナ・リパブリックではない
テキン議員は、「国民の基本的権利と自由が侵害を受けたという理由で、関係者達につき共和国検察に告発する予定である」とし、次のように話した。
「科学技術・通信協会は、与えられた職務権限以外を使い、人々の基本的権利と自由を奪った。科学技術・通信協会は、イスティクラル通りでのテロ後にツィッターへのアクセスを制限した。しかし、科学技術・通信協会会長は、お悔やみのメッセージをツィッターに投稿した。関係者について、トルコ刑法の「職権濫用」、「情報システムの妨害」と「コミュニケーションを違法な手段で妨害」した罪を構成する条項に従い処罰するよう請求するだろう。ここは、[衣料品販売サイトの]バナナ・リパブリックではない。トルコ共和国である。公正発展党の選挙事務所のような仕事はできない。皆が、国民の情報収集の自由に敬意を示すだろう。この適用は、明確な検閲である。法律に反する。」
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( 翻訳者:新井慧 )
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