パレスチナ:パレスチナ解放機構「地域を不安定化させるイスラエルの極右諸政党」
2022年11月17日付 al-Quds al-Arabi 紙
■パレスチナ解放機構:「地域を不安定化させる」イスラエルの極右諸政党
【ラマッラー:アナトリア通信】
パレスチナ解放機構は、イスラエルの極右政党の計画について、「地域の不安定化」を目指しており、国際社会を「倍化された責任」に直面させていると評した。
パレスチナ公式通信『ワファー』が報じたところによると、これは、マフムード・アッバース大統領が率いる同機構執行委員会が火曜日の夜、西岸地区中央部のラマッラー市で開催した会議の結びに出された声明のなかで述べられたものである。
声明によると、「委員会は、パレスチナ人の殺害や追放を求める、ファシストであり人種差別的であり宗教シオニストの政党を含むもっとも右翼的かつ過激な諸政党が勝利した選挙がもたらした状況のなかで、予期されるイスラエル(新)政府の発足の前に停止するものである」。
日曜日には、イスラエルのアイザック・ヘルツォーク大統領が、リクード党のベンヤミン・ネタニヤフ党首に正式に組閣を命じた。新政府には過激派議員のベザレル・スモトリッチ氏率いる「宗教シオニスト」党や、過激派のイタマル・ベン・グヴィル党首率いる「オツマ・イェフディット」(ユダヤの力)党が加わることが予想されている。
執行委員会は、「これらの過激右翼政党のファシズムと、地域情勢の不安定化を目的とした彼らの計画に立ち向かうための国際社会の責任は倍加している」としつつ、パレスチナ人民に対する国際的な保護の提供を要求した。
(後略)
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( 翻訳者:上村彩乃 )
( 記事ID:54463 )