TÜYAPイスタンブル・ブックフェア、来月再開
2022年11月28日付 Cumhuriyet 紙
国際イスタンブル・ブックフェアは、2年間のコロナによる中止を経て12月3日から11日の日程で39回目が開催される。
イスタンブルの全フェア事業制作株式会社(TÜYAP)フェア及びコングレス・センター(ビュユクチェクメジェ)で行われる予定のフェアは、国内外の出版社、作家、読者を引き合わせる。何百もの文化活動と何千ものサイン会を取り持つことになる。
■名誉作家ナズル・エライ
フェアの昨日の記者会見で話したTÜYAPフェア制作株式会社イルハン・エルソズル代表取締役は、「わたしたちは、2019年に止まったところから継続する。『本の魅力的な世界』というテーマで実施するフェアに約1000の出版社、メーカー、公的機関、市民社会組織が参加し、75万人を超える参加者が多いに関心を寄せてくれるのを期待している。名誉作家のナズル・エライさんの他とても愛されている作家たちと画家が様々な活動を通して参加者と交流する。」と述べた。
■私たちは世界で第5位
トルコ出版協会ケナン・コジャテュルク会長は、記者会見の中で出版業界が困難な時期を過ごしていると述べた。コジャテュルク会長は、「読者は本との固い絆がある。」と述べて、本の年間発行数は、トルコが世界で5位であると述べた。
■紙が生産されていない
コジャテュルク会長は投げかけられた質問を受けて、経済危機から出版業界がどのような影響を受けているかも説明した。出版社は原材料だけで300%を超える価格高騰と戦っていると述べ、トルコの製紙工場が本の紙を生産していないとも述べた。
コジャテュルク会長は、近年25リラだった本が、今年は60リラ以上であると述べて、他の業界と比べて物価高に出版社が利益を諦めて締め付けられていると述べた。同会長は、出版社が公共サービスを担っており、政府は必ず支援する必要があると付け加えた。詳しい情報とプログラムについてはフェアのサイトを。http://istanbulkitapfuari.com/
■フェアに参加できない
ギンコ書店は出展料の高騰により第39回イスタンブル・ブックフェアに参加できないと発表した。
同社によって行われた会見では、「フェアの1㎡当たりの出展料と他の支出の高騰、これに加えて運営会社の厳しい料金策によって、本社としてはフェアに参加することは不可能な状態である。初回からこれまでイスタンブル・ブックフェアに参加し、作家たちをフェアの顔にした本社としては、初めてイスタンブル・ブックフェアに参加しない(できない)。」と述べた。
昨日、記者会見で話したTÜYAPのイルハン・エルソズル代表取締役は、この問題に関する質問に対して、出展料が通常よりもかなり低いと回答した。
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( 翻訳者:新井慧 )
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