シリア:ラタキア県の被災地で唯一の暖房手段である燃料の価格が上昇(1)
2023年02月15日付 その他 - Snack Syrian.com 紙


■燃料価格の上昇により、電気が失われた被災地ラタキア県スタームー村の生活環境がさらに悪化

【スナック・シリアン・ドットコム】

現在シリアを襲っている寒波の只中で、ラタキア県の田園地帯にあるスタームー村の住民たちは、すべてのシリア人と同様に、純粋な暖房用燃料が到着するのを心待ちにしている。

地震という惨事ののち、そしてその価格が1リットルあたり5,400シリア・ポンドまで引き上げられるという惨事ののちに、もっとも困難な状況に置かれた彼らがそれを待っているのである。この価格上昇によって、暖房用燃料の価格は50 リットルあたり27 万シリア・ポンドとなり、シリアの平均給与の2倍に相当する額である。自宅を失い、現在親戚の家に身を寄せている被災者の家族たちは、一体どうしているのだろうか。

フェイスブック上で活動している非公式ページ「ナーヒヤ・ファーフーラ」は「無料の燃料が、ファーフーラ地区に属するスタームー村のガソリンスタンド『マルイー』に到着した」ことを明かしつつ、こうした現状に関する問題を提起した。同ページによると、同村の多くの世帯は、支払う金額が不足していることを理由に、自家族への割り当て分を受けとることを留保したのだという。

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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:54639 )